中立離婚アドバイザー山根です。
行政書士だけが知っている「となりの離婚白書」へ、ようこそ。
今回の事件簿は・・・
【夫の浮気を許しました】
夫59歳(会社員)、妻58歳(会社員)。
婚姻32年目。同居中こども二人は独立済み。
早速、紐解いてみましょう・・・
御相談は、長女さんから「父が浮気をした。母がお冠状態。二人して口も聞かず、家の中が冷戦状態になっている。どうしたらよいか?」というものでした。
ざっと概略を伺い、当事者夫婦に御来所頂くようお伝えしました。夫婦一緒でも、バラバラでも予約できますよと、なるべく敷居が低い印象になるようお声がけしました。
後日、先ず夫が一人で来所。浮気(不貞関係)にあった事実を認めるものの、奥様との離婚は考えていないとのこと。娘二人から相当に責められており、すっかり意気消沈しておりました。分かってくれるのは長女婿だけだと、ぼやいておりました。
不貞関係の事実確認についても、素直に(隠す様子もなく/悪びれるでもなく)お話し頂きました。
次に妻が来所。娘二人が同伴。
私の事務所では、1回あたりの相談が1時間なのですが、序段のお話しを伺うだけで5回も来所されました。お二人の出会いから、こども達の成長の話、夫が出世してきた様子、楽しかった家族旅行の思い出など、蕩々と・・・蕩々とお話し頂きました。
妻は、「夫は許さない」「退職金は全額慰謝料だ」「相手方にもたっぷり請求する」と口撃こそ強気でしたが、お話の内容の細部には、総じて楽しかった思い出がたっぷりと詰まっておりました。
娘二人も私の事務所に来るのが飽きたのか、途中から妻一人での来所となりました。夫1回に対して妻4〜5回というアンバランスなヒアリング回数を重ねていきました。
お話し好きな妻が、「もういいわ」と言うまでヒアリングは実に40時間を越え、通知書面は、夫6ページ、妻30ページにも及びました。
結局妻の最終結論は、離婚はしないというもの。不貞の相手とも、常識の範囲内での和解が成立しました。
夫は、離婚を回避したかったので、安堵しておりました。代償は高くつきましたが、家族崩壊だけは免れて良かったと仰ってました。
【中立離婚アドバイザーの回想録】
少しだけ考えてみてください。
―あなたの人生は、これからどうしたいですか?
―本当に、配偶者との未来を全て諦められますか?
長い年月を共に過ごした夫婦の間には、言葉では言い表せない絆があるはずです。心の奥底にある本当の気持ちを探しだし、それに寄り添い、未来を考えてみましょう。
雨降って地固まる・・・
今回は、離婚を回避した解決事例でした。
「人生の半分以上は夫とやってきた」。本当に、いい言葉だと思います。
中立な立場の第三者にだからこそ吐き出すことができた、そしてそこから解決の糸口が見えてきた、その瞬間に立ち会えた御縁に感謝しかありません。
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最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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