お金の不安は、あなたの頑張りが足りないせいじゃないですよ。
離婚前は、夫の収入に頼っていたわけではないとしても、世帯収入の柱が一本なくなったという現実は、本当に重くのしかかります。
特に、まだ手のかかる小学生以下の小さな子どもを抱えていると、仕事を探すこと自体が、まるで巨大な迷路のようです。
😢「正社員としてしっかり働きたい!」そう思っても、現実がそれを許してくれません。
子どもの保育園の送迎時間は決まっている。急な発熱で休むリスクは常に付きまとう。運動会や発表会だって、母親として参加したい。
そう考えると、残業が多くて責任が重い正社員のポストは最初から選択肢にありませんでした。選べるのは、時間や融通が利くパートや派遣の非正規雇用ばかり。
「時給は低いけど、これでこの子との時間を守れているんだ」—そう自分に言い聞かせても、現実の数字は残酷です。非正規雇用は、収入が不安定な上に、ボーナスも、退職金もない。老後の年金だってどうなるか分からない。
貯金は減る一方なのに、将来への備えは全くできない。このままでは、「貧困の連鎖」をこの子にまで繋いでしまうのではないかという、恐ろしい危機感に、毎日苛まれています。
💔 何よりも辛い、子どもの「我慢」
経済的な困窮の中で、私が何よりも胸を痛めているのは、子どもに「我慢」をさせてしまうことです。友達が習っているスイミングやピアノ。「私もやりたい」と言われた時、「お金がないからダメ」とは言えずに、「また今度ね」とごまかしてしまう。
夕食は、栄養バランスを考えたいけれど、やっぱり安価な食材ばかりになってしまう。
一番苦しいのは、私自身が生活の苦しさで精神的に追い詰められ、子どもに対して優しく接する心の余裕まで失ってしまうことです。イライラして怒鳴ってしまった後、寝顔を見ながら「ごめんね、こんなママでごめんね」と涙が出てくる。
経済的な問題は、単なるお金の問題ではなく、母親の心の余裕と、子どもの情緒にまで影響する、家庭全体の健康問題なんですよね。
😭 約束されたはずの「養育費」という裏切り
そして、生活を不安定にさせる最大の要因の一つが、養育費です。
離婚の際に決めたはずなのに、「今は仕事がうまくいかなくて」と支払いが滞る。電話をかけても、メッセージを送っても返事がない。その度に、心臓が凍り付くような思いがします。
養育費は、私のためのお金ではなく、子どもの権利です。それなのに、約束を簡単に破られ、私とこどもがそのしわ寄せを全て被る。これは、こども対する裏切りでもあり、理不尽以外の何物でもありません。
厚労省の調査で、継続的に養育費を受け取れている母子家庭が非常に少ないという事実を知るたびに、「やっぱり、最初から期待するべきじゃなかったんだ」と、深い絶望感に襲われます。
✨ ここまで読んでくださったあなたへ
今、あなたが感じている不安や苦しみは、あなたが頑張っていないからではありません。むしろ、過酷すぎる条件の中で、必死に子どもを守り続けている証拠です。どうか、自分を責めないでください。
積極的に、社会制度を利用しましょう。
あなたが住む地域の「ひとり親支援窓口」や「母子・父子自立支援員」などへ、遠慮なく相談しに行ってください。
- 児童扶養手当の増額、申請漏れがないか
- 公的融資や住宅手当など、利用できる制度がないか
情報を得て、利用できるものは全て利用しましょう。助けを求めることは、弱さではなく、賢く生き抜くための戦略です。どうか、あなたの心が少しでも軽くなりますように。行政手続きの専門家である行政書士が、応援しています。
